【保健だより#1】梅雨時期の食中毒対策とは?

保健だより

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こんにちは〜!wakanaです。

今日は梅雨時期の『食中毒対策』についてお伝えします!

いよいよ梅雨入りですね☔
気温も湿度も上がり、食中毒が増える時期となりました。

2011年以降牛肉の生レバーの提供が禁止になったのも、O111による食中毒が原因です。

また、カンピロバクターに汚染された生の鶏肉を食べたことで、
脱力や痺れなど全身の神経が炎症を起こすギラン・バレー症候群となる例もあります。
恐ろしいですね…

怖い!食中毒って甘くみちゃいけないのね…

とくに子どもやご高齢の方、抵抗力が弱い方(抗がん剤治療、免疫抑制剤など受けている方)は重症化しやすく、命に関わることもあります。
以下のことに気を付けて、みんなで食中毒を予防しましょう!

【食中毒の種類】

●細菌性食中毒…腸管出血性大腸菌(O157、O111)、カンピロバクター、黄色ブドウ球菌、サルモネラ菌、ウェルシュ菌など

●ウイルス性食中毒…ノロウイルス、肝炎ウイルスなど

●寄生虫食中毒…アニサキスなど

●自然毒食中毒…ふぐ毒、毒キノコなど

●化学性食中毒…農薬、漂白剤、水銀など

こんなにたくさんあるの!

細菌は高温多湿を好むため、梅雨~夏にかけて増えるのが『細菌性食中毒』です。
今回は、『細菌性食中毒』の予防についてお伝えします!

【細菌性食中毒を予防する3原則】

●細菌を食べ物に「つけない」
●食べ物に付着した細菌を「増やさない」
●食べ物や調理器具に付着した細菌を「やっつける」

①細菌を食べ物に「つけない」

●手洗いを徹底
調理の前、食事の前には石鹸で手洗いを行うことが予防の第一歩です。
調理中に生ものを触ったときは特に念入りに行いましょう。
肉や魚の調理はビニール手袋を着用するのもおすすめです。

●ドリップ漏れを防ぐ
買い物や食材の保存時には、肉や魚からのドリップ漏れを防ぐためにビニール袋で包み、
ほかの食品につかないようにしましょう。

●調理器具の洗浄、消毒
肉や魚の調理に使用した包丁やまな板は、使うたびに食器用洗剤で洗い、塩素系漂白剤で除菌すると安心です。
まな板の抗菌シートや、手袋を使用することもおすすめです。

②食べ物に付着した細菌を「増やさない」

●適切な温度での保管
食中毒菌は10℃以下で活動が弱まるため、生鮮食品や作った料理はすぐに冷蔵・冷凍しましょう。
とくにカレーなどの大鍋料理やテイクアウトの常温放置はやめましょう

●怪しいと思ったら思い切って捨てる
菌は冷蔵庫にいれても、少しずつ増えていきます。
長期間の保存は避けて、少しでも怪しいと思ったら思い切って捨てることも大切です。

●自然解凍は避ける
自然解凍すると時間がかかり、細菌が繁殖するおそれがあります。
冷蔵庫の中で解凍するか、流水や電子レンジを使用して、短時間で解凍しましょう。

③食べ物や調理器具に付着した細菌を「やっつける」

●食材は中心部までしっかり加熱する
中心部の温度を75℃以上で1分以上加熱することが目安になります。

【食中毒かなと思ったら】

食中毒の一般的な症状は、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢、発熱などがあります。
症状が現れる期間は、食後30分~1週間後と細菌の種類によって幅があります。
食中毒が疑われる場合、市販の下痢止めを内服すると毒素が体外に排出されにくくなることがあります。
心配な時は自己判断せず、医療機関を受診することをお勧めします。

【まとめ】

【細菌性食中毒を予防する3原則】

細菌を食べ物に「つけない」
 →調理前、食事前の手洗いの徹底
食べ物に付着した細菌を「増やさない」
 →生鮮食品、料理はすぐに冷蔵、冷凍保存する!
③食べ物や調理器具に付着した細菌を「やっつける」

 →食材は75℃以上で1分以上加熱する!

【参考文献】

・厚生労働省「家庭での食中毒予防」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/01_00008.html

・農林水産省「食中毒から身を守るには」
https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/foodpoisoning/

・農林水産省「お弁当づくりによる食中毒を予防するために」
https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/foodpoisoning/lunchbox.html

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